股関節鏡技術認定医を取得しました!
いよいよクリニックにおける整形外科の開設も近づいてきました。
現在クリニックは改築真っ只中で来院時には患者様にはご迷惑をお掛けしております。
既にMRI検査(1.5T)は稼働し、診療に活躍しています!
さて現在、整形外科の開設はG.W.明けの5月7日(火)を予定しております。(工期進行によっては変更もあり得ます)
クリニックでは以前にお知らせしたように関節鏡手術も行っていく予定ですが、そのなかに股関節鏡手術があります。
股関節は他の関節鏡と異なり、体の中で最も深く奥にある関節ですので、手術操作にも習熟が必要とされています。
そのため関節鏡手術の中でも難易度の高い手術と考えられています。
しかし手術手技だけでなく股関節鏡手術の適応(出来ること・出来ないことを理解)もとても重要になります。
そのため、股関節において診断や治療に十分な知識や手術経験が必要となります。
そのため、昨年末に日本股関節学会において初めて股関節鏡技術認定医を設けることになりました。
その選定基準には股関節鏡手術件数や症例報告・適応はもちろん、実際の手術動画(ノンストップ)を評価され選定されます。
この技術認定試験に挑戦し、無事 股関節鏡技術認定医に合格しました。
技術認定医は今回が第1回目のため現段階では日本全国で十数人とのことです。
(おそらく自分が最年少なのではないかと勝手に思っています・・。人数も正式発表はないので推定です・・。)
その中に自分が選ばれることはとても光栄なことですし、国内留学から現在まで頑張ってきた努力が報われたようで大変嬉しく思います。
他症状と同様に鼠径部痛において、クリニックではきちんと診断し、まずは保存加療で手術を回避できないかリハビリ含めて対応します。
しかしどうしても改善しない場合は手術になることもあります。その時に少しでもこの資格を頂いたことで股関節鏡を受けられる患者様の安心材料になればと思っています。
鼠径部痛・股関節痛の患者さまの中には関節鏡で対応できる方や、人工関節や骨切り術が必要な方もいます。
クリニックではきちんとした診断のもと適応を説明し、治療方針を選択肢にあげながら提示していきます。
全身状態にはよりますが、クリニックでは関節鏡・人工股関節手術を行っていく予定です。
骨切り術など高侵襲な手術が必要な方は関連病院へご紹介します。
上記症状でお困りの方はぜひ整形外科を受診してください。
(錦野 匠一)
*4月まではTELにて整形外来日を確認してから受診してください。
*クリニックにおける関節鏡手術は股関節だけでなく肩・膝・肘・足関節においても幅広く専門的に行います。