学術報告:英語論文
今年度も残すところあとわずか。
クリニックの改築も進行中で、5月より開始予定の整形外科も準備で忙しい毎日です。
今後の整形外科においては診療はもちろんですが、学術面も充実させたいと思っています。今年はそのための充電期間として充てたいと思っています。
学術面では医師にとっては学会発表で自身の研究を報告しアピールすることが多いです。その他としては論文があります。特に英語論文は査読も厳しく、また世界中の医師に自身の研究や経験、新しい知見を報告する重要な分野です。
今年度、所属する大学病院での経験した症例から得られた新しい知見や新しい評価デバイスを報告した英語論文の2つアクセプトされました。
また昨日のことですが、嬉しいことに股関節鏡における新しい術式(Capsular repair using proximal advancement)の報告をした英語論文もアクセプトされました。これはISHAといわれる国際股関節鏡学会の正式Journal(Journal of Hip Preservation Surgery:オックスフォード大学)に採用され、初めて報告された術式であると認められました。自分自身で考えた術式が評価され認められたことはとても嬉しく思います。
これで今年なんとか3つの英語論文を通すことが出来ました。
クリニックに戻るとなかなか診療のみで研究分野がおろそかになりがちですが、リハビリスタッフとも協力しながらクリニックならではの研究課題をみつけていきたいと思っています。そのためには普段の診療から患者様と向き合い、そこからでてくる疑問点を研究課題とし、結果的に患者様へフィードバックできればと考えています。
また改めてお知らせしますが、3月に東京でドクター・理学療法士のためのエコーセミナー講師、今年秋出版予定のスポーツ予防医学に関する本のある分野において、ごく一部ですが執筆予定もあります。多方面で自身の経験や知見を多くの方に知っていただければ幸いです。
今後とも錦野クリニックを宜しくお願い致します。
(錦野匠一)


