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変形性膝関節症

加齢性変化により軟骨損傷を生じることで、骨に刺激が加わりやすくなることで疼痛を生じます。そのため、体重をかける際や動作を開始する際に膝に痛みを自覚することが特徴です。

治療には保存治療・外科的治療があります。
保存治療には内服や外用薬、ヒアルロン酸注射、足底板などの装具療法、リハビリ加療、PRP 治療があります。
リハビリ加療では、痛んでいる部分への負担が軽減できるように膝周囲の筋力や柔軟性、体のバランスを調整することで痛みを軽減します。

外科的治療には進行度によって脛骨骨切り術・単顆型人工膝関節置換術・人工膝関節全置換術があります。

患者背景・活動量・変形を含めた重症度によって、より適切な治療方針を決めていきます。当院では病状(変形・重症度)・治療選択肢・治療のメリット・デメリットを説明して治療方針を決定していきます。

【外科的治療の種類】
●股関節の変形が軽度であり、骨温存が可能な場合
高位脛骨骨切り術もしくは半分だけの人工関節である単顆型人工膝置換術の適応。
●膝関節の変形が高度となり、痛みが日常生活動作に支障をきたす場合
人工膝関節置換術(TKA:Total Knee Arthroplasty)の適応

人工膝関節置換術の術前・術後レントゲン

術前
術後
術前
術後