ブログ

ホーム ブログ 整形外科 第5回超音波エコーを活用した機能解剖セミナーを開催しました!
整形外科

第5回超音波エコーを活用した機能解剖セミナーを開催しました!

2023年10月21日に第5回超音波エコーを活用した機能解剖セミナーを行いました。
事前にいただいたアンケートをもとにセミナーテーマを検討し、今回は「足関節外傷後の治療戦略 -背屈制限を残さないために考えるべきこと-」というテーマで、当院の山本理学療法士が講演と実技指導を行いました。
足関節の背屈方向(つま先を起こす方向)の可動域制限は、しゃがみ込み動作を困難にしたり、階段降段時の痛みなどを引き起こします。
足部や下腿の骨折後だけでなく、アキレス腱断裂や重度の足関節捻挫などのケガの後遺症としても生じることがあり、我々も臨床場面で苦慮することがあります。
今回のセミナーも足関節周囲の機能解剖からはじまり、受傷肢位や受傷後のレントゲン画像から考えられる損傷組織の推定、実際の症例に対する理学療法の紹介など盛りだくさん
の内容でした。
超音波エコーは、骨折などの外傷後の組織の評価に特に有用なツールだと考えています。

部位によっては骨折部の状態も把握でき、骨折部の周辺組織(筋・軟部組織)がどの程度損傷しているのか、正常とくらべてどの程度異なっているのかなどを評価することが可能となります。


超音波エコーを使用した理学療法に興味がある先生は、また次回以降の機会にぜひ参加してみてください。
今回ご参加いただいた先生方には改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。(分析:青山)